ペインクリニックにかかる患者のうち、一番多いのが腰部脊柱管狭窄症の方です。
なぜかというと、高齢化が進み、かつ、元気な方が増えているからです。まだまだやりたいことが沢山あるけれど、沢山歩くと腰が痛い、歩けなくなる、、では、他は元気でも困ってしまう。
腰部脊柱管狭窄症は七十代では3人に1人がかかっているというありふれた病気です。
ただし、症状や重症度が人によってそれぞれ異なります。大きな治療の柱として、手術と内服薬やリハビリなどの保存療法がありますが、ペインクリニックで行う神経ブロックはその間に位置します。
腰部脊柱管狭窄症と言われていて、手術はしたくないけど、内服だけでは症状が良くならない、そういう方は是非、ペインクリニックで神経ブロックの治療をお勧めします。
数ヶ月間、月一二回通うことで症状が改善する可能性があります。ただし、狭窄が強い場合などは、手術が好ましい場合もあります。
神経ブロックは続けることが前提で考えていただきたいです。一回の治療では、症状は取れにくく、また、再燃しやすいです。
ブロックの種類についてはまた別に書きます。