うみまち発!crystal diary

アラフィフ女医です

手術室という特殊な空間

医師になって25年

多くの時間を
手術室で過ごしてきたわけですが。。

いつも会うのは
同じ面子

麻酔科医
外科系の医者
研修医
手術室ナース
臨床工学士

などの
医療従事者だけです。

中にいると
それはそれで
相変わらずの面々と
楽しく過ごすわけですが

たまに
シャバに出ると
あまりの世界の違いに
狭い世界に
偏った世界にいることに
愕然とします。

20年以上の
医師生活の中で
それを強く感じた時が
2度あります。

1度目は
子供が幼稚園に行き
ママ友たちと
話した時。

1人目は保育園で
お母さんたちも働いていたので
そこまでギャップは
感じなかったのですが
幼稚園では、
いわゆる専業主婦が多い
集団に入ったのが
初めてだったので

お母さんたちって
こんなこと考えて
こんなことを楽しんで
こんな価値観で
いるんだ〜

って
初めて味わう感覚でした。

子供のことだったり
ご主人のことだったり
本当に
生活のちょっとしたことだったり
それは
オペ室の医療者たちの
考えている世界とは
全く違って見えましたし
新鮮でした。

他の世界と交われて笑
世界観が広がって
子育てって大事だなって
思った記憶があります。

2度目は
開業してから。
今度は
数十年の人生の先輩たちが
どんな思いで
家を守ってきたり
ご主人を立ててきたり
それに誇りを持っていたり
男の方も
奥さんを守ってきたり
仕事をどんな思い出続けてきたかとか
何を大事にして生きてきたかの
生き様を
見せてもらった気がしました。

そんな時
私は、本当に
耳を傾けるだけしかできなくて
気持ちを共有するしかできなくて

でも
人生の長さに
圧倒された記憶があります。

そしてまた今
手術室に籠もっている時間が
増えて
やっぱり
狭い世界やなぁ〜

とつくづく思うわけです。