うみまち発!crystal diary

アラフィフ女医です

最新改訂増補版 医者も知らないホルモン・バランス を読んで

最新改訂増補版 医者も知らないホルモン・バランス

週末に参加したzoomでの勉強会で紹介されていて、早速購入した本です。
最初に出版されたのは1995年。
最新改訂増補版も2010年という歴史的な書ですね。
この勉強会に参加するまで知りませんでした。

更年期は不妊、慢性疲労症候群などと同様、以前から興味があります。

更に、来年50歳なので、最近他人事ではなくなってきています。

今まで、クリニックで更年期の患者さんにプラセンタ治療をしてきましたが、

いかに自分が更年期のこと、エストロゲンやプロゲステロンについて知らないかに衝撃を受けました。

著者はDr.ジョンRリーというアメリカの医師で、25年前に天然プロゲステロンのことを知ってそれを広めてきた先生のようです。

まだ読み途中ですが
気づかされたポイントを
書いてみます。

1、更年期症状は先進国で見られ、病気として扱われているが、発展途上国では女性は症状を感じることなく更年期を過ぎる

2、更年期はエストロゲンが減少する時期と一致するが、エストロゲンが減少することで更年期症状が現れるのではない

3、エストロゲン優位でプロゲステロンが少ないバランスの悪さが更年期症状につながる

4、現代社会は、環境ホルモンにさらされていて、それによるエストロゲン作用が考えられる。欧米化した現代社会は、動物性タンパク質の摂取が増えているが、農薬に晒された餌を食べている家畜の肉は、人間の体内に環境ホルモンを取り込むことになる。巷にあふれるプラスチック製品の問題。これらの石油製品は体内のエストロゲン作用を増大させてしまう。

これらも、現代社会で更年期を作り上げている一因である。

その他に、避妊のピルやプレ更年期のエストロゲン製剤による治療、子宮、卵巣摘出なども影響すると、書かれています。

この本を読んで

エストロゲンは、乳がんや血栓症や心臓へのリスクも高めるのに、広く使われている現実を改めて思い知らされました。

また、更年期治療薬は、エストロゲンとプロゲステロンの合剤であるという認識はあったのですが、プロゲステロンの低下が更年期症状の一因という考えには至っていませんでした。

この後、天然プロゲステロンを使った経験などが書かれているので、更に読み進めたら、また記事にしようと思います。