うみまち発!crystal diary

アラフィフ女医です

国民健康保険がどうして減らせないのか

国民健康保険の総額が過去最高にまた増えたというニュースやっていましたね。

病院で本当にあった話を書きますが、こんなことが、日本中どこででも行われているのだろうと思います。

厳しい言い方をするなら、もう助からない患者を、何日か延命するために莫大なお金が使われています。

90代のおばあさま、ご夫婦2人暮し。
ご主人は、認知症で、会話もできない判断もできないレベル。

おばあさまが腹痛で運ばれて、検査の結果
大腸ガンが穿孔しており、
緊急手術を受けた。

術後の経過が思わしくなく
人工呼吸をつけたまま何日も過ごす。

急変時にどこまで医療を受けるかの判断を出来る家族がいない。

そのため、蘇生拒否の同意を得ることはができず、
1か月以上、

人工呼吸、透析、中心静脈栄養、集中治療管理のまま
亡くなった。

病院にいるとこんな亡くなり方の高齢者は沢山いる。

元気な時には、死ぬなら家で余計な医療は受けずに死にたいと言っている人は、巷によくいるが、
現実は違う。いざ運ばれてしまったら、自分の考えを伝えられるかどうかすら分からない。

現実問題、医療費の半分は、死ぬ間際の何ヶ月に費やされているのだ。

医療費を減らしたければ、勇気を持って家族の治療にノーと言うべきかもしれない。

家族の死に方を考えた時、医療漬けで幸せか、
もっと考えるべきだと思う。