ペインクリニック

開業医から勤務医に戻ったわけ ペインクリニック

開業医から勤務医に戻ったわけ

8年間開業していたクリニックを第3者にゆずって、 一勤務医に戻って4年たちました。 人生いろいろ、進路を決めなくてはいけないことがあります。 中学、高校、大学の進路、仕事の選択、家の選択、住むところ 子供がいれば子供の進路、などなど。 今までもいろいろなことを決めて選択して歩んできました。 その中で…
学会にオンライン参加です ペインクリニック

学会にオンライン参加です

今日は、何も予定を入れず朝から学会に参加しています。 といっても家で、です。 痛みの治療に関するprolotherapy という海外の先生の講演は大変興味深かったです。 高濃度ブドウ糖を痛みを感じている局所の靭帯や関節に投与するというものですが それにより低いレベルの炎症が起こり修復過程を経ることに…
がんの痛みではなくても麻薬は使えるけれど ペインクリニック

がんの痛みではなくても麻薬は使えるけれど

今日は週1回ペインクリニックの日でした。 もう20年以上ペインクリニック診療に携わっていて そのうち8年は、毎日毎日、痛みの患者さんと向き合ってきました。 それでも、麻薬を使うことの難しさは変わりません。 10年前からぐらいでしょうか、 フェンタニルなどの麻薬が癌以外の痛み止めとして使えるようになり…
普通に生活できる国になって欲しい ペインクリニック

普通に生活できる国になって欲しい

昨日は、週一回の外来で おじいちゃんおばあちゃんに会う日です。 今の高齢者でも 働かなくては生活できないと言って80代でもお掃除や駐車場の仕事をしている人が結構いますし、 働く世代の子供たちに余裕がないので,病院に一緒に付き添いができないので,危なっかしく1人で来られる方もたくさんいます。 これから…
毎週1回高齢化をしみじみ感じる日 ペインクリニック

毎週1回高齢化をしみじみ感じる日

今日はペインクリニック外来の日です。 いつも病院の中の中の手術室に閉じこもって、日も見ない,天気もわからない生活しているので 外来の日とのギャップがすごいです。 今日も高齢の患者さんたくさんきました。 10年以上同じところで外来をしているので,通ってくださっている患者さんも歳をとります。 75歳だっ…
コロナ禍の高齢者の過ごし方を憂う ペインクリニック

コロナ禍の高齢者の過ごし方を憂う

おはようございます。 昨日は週1回のペインクリニック外来でした。 高齢者の多い街で、高齢者が大半を占める外来を1日していると 高齢者が生きるのも大変だなと、毎週感じさせられます。   すごく元気そうに見える方でも ”あちこち痛い””あちこちがたがきている””生きていくだけで大変” そんな言…
ペインクリニックで歩けるようになる? ペインクリニック

ペインクリニックで歩けるようになる?

昨日は週1度のペインクリニック外来の日でした。 コロナの巣ごもりの影響で外に出るのがこわいおじいちゃんおばあちゃん、 リモートワークの影響で通勤がなくなり歩く機会や運動の機会がすっかり減ってしまった4,50代の方たち 腰を痛くする要素はそろっているので、最近腰痛の方が多いです。 高齢者は特に、長いこ…
学会期間中です 麻薬の研究も進んできています ペインクリニック

学会期間中です 麻薬の研究も進んできています

今年も学会、webで聴いています。 麻薬の作用点であるオピオイド受容体昔からオピオイド受容体は知られていましたが 今でも新しい知見がたくさんあって 聴いていてワクワクします。以前私も 痛いところに直接注射をする時 局所麻酔薬を使って トリガーポイント注射などを 日常的にするのですが 局所麻酔薬にモル…
ペインの女医が出てくる小説 ペインクリニック

ペインの女医が出てくる小説

ペインクリニックの医者が出てくるので買ってみました。 ペインレス(上)―私の痛みを抱いて―(新潮文庫) 作者:天童荒太 発売日: 2021/02/27 メディア: Kindle版   ペインレス(下)―あなたの愛を殺して―(新潮文庫) 作者:天童荒太 発売日: 2021/02/27 メディア: Ki…
痛みをとるために使う薬もセロトニンを増やす ペインクリニック

痛みをとるために使う薬もセロトニンを増やす

以前 セロトニンは幸せホルモン という記事を書いたのですが www.tomonatural.com外来で サインバルタという薬を 患者さんにお出しするときに「脳の中のセロトニンやノルアドレナリンを増やして痛みを忘れさせる経路に働く薬です。」(下行抑制系といい、脳内から脊髄に向けてもう痛くないから痛み…