ロボット手術がすごかった

身内が大腸がんになり、ロボット手術であるダヴィンチ手術を受けました。

大腸の中でも直腸という一番肛門に近い部分で

手術も難しい部分です。

10年前は開腹手術がメイン、今では腹腔鏡による手術が多くなってきています。

開腹手術では8~10時間ぐらいかかって、出血も1000mlぐらい出て

輸血が必須で、術後もおなかの傷やお尻の痛みに耐えて過ごしたものです。

腹腔鏡手術になってもやはり出血は多い手術という認識で数百ml出るのが

当たり前でした。ただ、傷の痛みはだいぶ楽になっていました。

 

ちょうど、私の勤める病院でダヴィンチ手術を導入したところでこれはいいと

このロボット手術を勧めて受けてもらうことにしました。

 

ロボットだと手が届かないところに手が届いて、手振れも少ないです。

直腸や泌尿器科の前立腺は骨盤の奥の方にあり、腹腔鏡手術でも

視野の確保が難しいのですが、ロボットにより視野の確保もしやすいです。

 

結果、手術時間は4時間 出血量はなんと10mlでした。

 

術後の痛みは本当に少なく

次の日から歩き始め

3日目から食事をし

10日目に退院しました。

 

何も合併症もなく

輸血もせず

ボケることもなく

感染もなく

 

身内ながら

いい医療を受けさせてもらったなと

感謝です。

 

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