アラフィフ医師の生きる道ははいかに?

先週は、東大など国立大学の合格発表があり、今週は,医師国家試験の発表もあります。
医師国家試験の範囲やボリュームは、30年前の何十倍にもなっているそうです。
医学部のカリキュラムも、私が行っていた頃は2年生までは、英語、とか、ドイツ語、とか、化学、とか、所謂一般教養を学んでいて、のんびりしていて、放牧された生活を送っていましたが、
今は1年生から解剖とか生理学とか、医師になるために必要な科目が沢山カリキュラムされています。
遊ぶ暇ないですね。学ばなくてはいけない量が激増しているので仕方ないですね。
さて、そうやって頭に知識をたくさん詰め込まれた若い研修医たちを相手に、アラフィフ医師は対抗できるのでしょうか。
研修医がたくさんいるような病院に,そもそもあまりアラフィフ医師はいません。開業したり民間の病院に就職したりする医師が多いです。
若い医師相手にどうやっておじさん、おばさん医師が対抗しているかと言うと。。
1、自分のやり方を変えないで、ちょっと古いやり方になってもそれを続ける
2、自分の何十年かの間の体験談をして、自分は荒波に飲まれて生き抜いてきた笑笑ことを、自慢げに話す。
この2つのタイプが断然多いですね。
3、常に、学会などや若い先生から新しい知識を吸収してアップデートする。
もちろんこれが大正解なのですが、全分野でこれをできる先生はなかなかいません。時々,学びたい分野を学ぶのはよくあるのですが。
私も,なかなか最新の知識にアップデートして後輩医師に教えることを自信を持ってはできません。
自分の知識が新しいのか古いのか分からなくなることも多々あります。
専門医取り立ての先生が教えてるのが1番最新なのかと思い、よく耳を傾けて研修医と共に拝聴しています笑。
変化が多い医療業界でやっていくのは難しいですね。