がんの痛みではなくても麻薬は使えるけれど

ペインクリニック

今日は週1回ペインクリニックの日でした。
もう20年以上ペインクリニック診療に携わっていて
そのうち8年は、毎日毎日、痛みの患者さんと向き合ってきました。

それでも、麻薬を使うことの難しさは変わりません。
10年前からぐらいでしょうか、
フェンタニルなどの麻薬が癌以外の痛み止めとして使えるようになりました。
今は皮膚に貼るタイプのフェンタニル製剤や
オキシコンチンという飲み薬などが、
慢性疼痛がある癌以外の患者さんに使えるようになっています。

どこの医者に行っても出してもらえるのかというとそうでもなく
処方のためにはe-learningを受けて勉強しなくてはいけません。

今までのペインクリニック診療の中で
麻薬を出した方は、片手の指に収まるくらい、多くても10人はいっていないと思います。
大体は、患者様の方で調べてきて出してほしいといわれるか
前医でもらっていて引き続き出してほしいという場合が多くて
私からお勧めすることはまずありません。

そもそも
すごく効くという方はそんなに多くなくて、
抗うつ薬やプレガバリンなどの方が効果を感じられますし、
一番いやなのは、
そんなに効いてないと思っていると必ず患者さんから増量を求められることです。
そして、量が増えて副作用やら、気持ちの面でもおかしくなったり
とにかく、処方してよかったと私が思える患者さんは
ほとんどいません。

麻薬は依存性があるこわい薬だということを身につまされますし、

安易に出してはいけない薬だということが,すごくわかります。

では、

麻薬でも効かなかったつらいつらい痛みの方は、

結局今どうしているのか

それはまた後日

続編でお届けしますね。