毎週1回高齢化をしみじみ感じる日

今日はペインクリニック外来の日です。
いつも病院の中の中の手術室に閉じこもって、日も見ない,天気もわからない生活しているので
外来の日とのギャップがすごいです。
今日も高齢の患者さんたくさんきました。
10年以上同じところで外来をしているので,通ってくださっている患者さんも歳をとります。
75歳だった方が85歳に
80歳だった方は90歳に
なる訳ですから年齢も感じます。
足腰も弱りますし
エネルギーもなくなります。
見た目も老けますし
頭も働かなくなります。
毎週来られる方を見ていると、どうやって年齢を重ねたら幸せなのかとつくづく思ってしまいます。
よくおっしゃるのは、歳をとるのは楽じゃないとか、楽しいことがないとか、大変だという言葉です。
二世帯で子供と住んでいても昼間はひとりぼっちで淋しいという方もいれば、
ずっと一人暮らしでも1人を楽しんでいる方もいます。
老老介護も多いですが、自分が介護受ける側でもおかしくないような方が、配偶者を介護しているなんてことも多く、あまりの大変さに言葉を失います。
段々認知機能が低下してくる方も多く、飲んでいる薬の管理ができなくなってくることも多いし、
今日はいつもきているクリニックに来られなくなって外から電話して来られる方もいました。まだ70代で見た目からはそんなふうに感じるない方なんですけどね。
これからますます高齢化が進む日本、高齢になった時の姿が大変なものでしかなかったら、歳とる楽しみも無くなってしまいますね。
人生100年時代と言われていますが、今より、これからの方が長生きで健康寿命も延びるのでしょうか。
ただ長生きになって、健康寿命は延びなかったら、つらい時間が増えるだけですよね。
もう少し高齢者が住みやすい社会だったら健康寿命も延びるのかな。
家でじっと過ごしているだけでは弱っちゃうばかりですよね。。