コロナ禍の高齢者の過ごし方を憂う
2021年9月22日

おはようございます。
昨日は週1回のペインクリニック外来でした。
高齢者の多い街で、高齢者が大半を占める外来を1日していると
高齢者が生きるのも大変だなと、毎週感じさせられます。
すごく元気そうに見える方でも
”あちこち痛い””あちこちがたがきている””生きていくだけで大変”
そんな言葉は毎回聞かれます。
また、お話ししてみると、色々理解が追い付いていない方もいて
この方お薬の管理誰がしているのかな?
ちゃんと帰れるかな?
おうちの中はどうなっているのかな?
と心配になります。
半分以上の方は、
特に大きな病気がなくても一日中家で過ごし一回も外出ることなく1週間過ごしていたりで、
週1回の病院通いの日だけ出掛けて買い物をついでにするという生活スタイルです。
コロナ禍で
地域の集まりがなくなり、近所でストレッチ体操、卓球や、テニス、合唱など
していた層もすっかり外へ出ることが少なくなっています。
ご飯が食べられないとか
日常の家事ができないとか
すごく困っているわけではなく
ただ人とのつながりが少なくなって
部屋で静かに過ごしているので
支援の手が届くという訳でもありません。
隣とのつながりを求める時代でもありません。
子供たちに頼ろうにも、子供たちも貧しくなり日々働いたり自分たちの生活を守るのに精一杯です。
本当に最近は、自分の部屋でじっとテレビを見たりしながら老いていくだけという感じの方が多くて。。
高齢化社会、もっと希望が持てるものになるといいのですが。。