季節の変わり目は調子悪い はみんなよく使いますか?

ペインクリニック外来でよく耳にする言葉です。

季節の変わり目なんで、あんまり調子よくないです

毎月来られる患者さんで
そういえば、毎月、季節のせいで調子悪いと
おっしゃる方がいます。

でも
季節の変わり目は年に4回しかないはず

よーく聞いてみると

毎回微妙に違っています。

この季節は寒暖差が激しくて

とか

こんな季節なんで、天気がよくなくて
とか

暑さには強いのですが冷房が入ると温度の調節が難しくて

とか

寒い外と部屋の中の温度差がありすぎて

とか

とにかく、毎月季節のせいで調子悪い
というお話から入ってこられます。

すごくお上品な女性です。
すごく優雅にお話されます。

日本はあいさつに天気の話題から入ることが多いですが
とっかかりとしてすごく自然で美しくていいですよね。

調子が悪いことを天気の具合を絡めて
こんなにも数々の言葉で表現できるのは
日本に四季があるせいもありますが

日本人が日常の会話に天気や自然の話題を、
ずっと昔から自然に取り入れてきたから
語彙や言い回しが増えてきたせいなんでしょうね。

診察室に入ってきていきなり
”まだ痛いです”というより、

”こんな季節なんで~  なんです。”
とたおやかに話しすることができるようになるのは
もっと人生経験を積んでからでしょうか。
それとも、
これから日本語も若い世代では、
使い方がかわってしまうのでしょうか。

あれ
それとも、普通に皆さん使ってますか?

たまたまお上品な方が使われていたので
日本語の美しさが際立ってきこえただけかな。

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